一次審査は書類だけで応募できます

今回から募集方法が変わり、一次審査を通過した時点で作品(サンプルと写真)をご提出いただくという手順になりました。「応募期限に作品が間に合わない!」と諦める必要はありません。まずは書類をご応募下さい。その後作品提出まで約2箇月。しっかりご準備下さい(作品提出期限の前に一次審査結果をお知らせします)。二次審査では作品も審査対象となります、

「図面だけではうまく伝えられない」という方もご安心下さい。写真を使った補助説明用紙提出が可能です。その場合は書類応募時に間に合うように作品を制作し写真を撮ってご利用下さい。(ご本人が特定できる写真は使用できません。)

補助説明用紙について

今回より補助としてお手元のA4用紙1枚片面を説明補助用に提出いただけることになりました。写真ではなく図面を用いた説明も可能です。提出の有無は審査の結果には影響しませんので提出はご自由です。尚、応募に遅れて提出することはできません。

詳しくは第47回 なるほど展 募集要項 を御覧ください。


7月18日 常会のご報告

先生は元特許庁の審査官で、現在は弁理士をなさっています。「生まれ変わったら、また審査官をやりたい」とおっしゃいましたし、「僕は便利屋でね。審査では色々な分野があるけれども、審査官が欠けるとあっちへこっちへ廻され働きましたよ、それがまた勉強にもなってね。知的財産という分野で仕事が出来て、楽しい人生でしたよ」とも。審査官の申し子?そんな表現が当たりませんか?まったくもって気さくな、実年齢は信じがたい、若々しい生命力にあふれた方でした。受賞された美しい瑞宝章を皆で見せて頂きました。

 

「物理と数学は得意でね、工学部の電気工学科へ進んだのに、実際は文を読み砕く仕事をしていた訳です。今は書く方が主ですかね。人にはいろいろな能力がありますが、文を書く能力というのも個性があって、万人が書けるものでもないのですよ。審査官とは、下手な文章を読む動物、そのように躾けられているんですが、ひどい明細書を読むのは大変なんです。発明が出来る技術者が必ずしも良い文章が書けるとは限りませんね。皆さんはどちらですか?やはり両方に優れるというのには限界があります」

「審査官は何をやっているか、交通整理ですよ。先ずは届いた申請書を読んで先願を調べる。類似の先願から引き算をして、残りすなわち相違点があれば、今度は公知例等から類似を捜すんですね。それで0になればずばり同じな訳だから拒絶となります。僕の場合は最初に請求範囲を見ます。それだけで有る程度は分かりますから。特に女性にお願いしたいのは、拒絶理由にされた先願と自作との違いを冷静に鑑識出来る目を持って頂きたいことです。

頭のいい特許→フロッピーの斜めの穴と丸い穴、尊敬する特許→デジタル時計の時と分の間の秒のコロン、文字数の少ない良い特許→カラオケ画面の文字の色が変わる。良い特許→越後製菓の切り餅、、、等、感心する特許が沢山ありますね。発明の時期との兼ね合いもあって、明治11年の100年以上前に発明された現在出回っている挟み具、これも大したものですが、その当時は、はがねの板をまるめるという技術はなかったですからね」

「意匠は大事です、強いですよ。デザインですから。クリップの件ですが、S氏の作品と類似品をK社が出しましてね。それは穴の有無の相違ですが、S氏は意匠の判定請求して認められました。その穴には使用上意味がないという理由です。意匠の要部に関わらない違いであったから、K社は認められなかったのですね。」

最後に86歳の方の質問をご紹介します。めりはりのある声量のあるお声と、説得力ある内容と意気込みに、少し若い我々の方がむしろ励まされました。

「初めて参加しました勉強会ですけれど、品物を世の中に出すということは大変なことだ、ということが分かりました。最近、こんな物があればと思いまして。お店で見ましたら既に類似品が売られていました。しかし値段が高くて。この会の歴史も存在も知らなかったような、パソコンも出来ずネットも見えずという私が、一歩踏み出した現実に驚いているような状態です。自分の考案は意匠にすれば良いのか実用新案なのか、いろいろとプロの先生にご相談したくなりました。相談料はいくらかなのか知りたいのですが。

もう一つ、審査は何人でその認定をなさるのか。そして審査官の見解によって差は出ないのか等についてお伺いしたいと思います」

常会終了後は、先生と共にお決まりお食事コース。86歳から赤ちゃんまで加わった、課題のないお楽しみ会となりました。


7月の常会: 特許取得の極意

今回も面白い!

皆様のご要望にお応えして「特許取得の極意」お届けします。

1 日時 平成25年7月18日(木)  13:30~17:00

2 場所 文京シビックセンター 地下1階 学習室

3 講師 エンテック特許事務所 役(えん) 昌明 先生

4 内容 特許取得の極意

5 参加費 会員;1000円 会員以外;1500円

真夏へ突入ですね。みなさんお元気ですか?お体のこと気をつけていらっしゃいますか?さて、今月の常会は、、。

過去の出願で、この言葉を使って失敗したかも、その反対に、ここを避けて表現したから特許が取得出来たかも、等、何か工夫をしてうまくいく、その”何か”が分かればいろいろとプラスですよね。今回、そんな勉強が出来るのです。どんな姿勢で書けば、思っている通りに表現出来るのか。先願と区別出来るのか。それらが全て解決、か!

ご指導下さる方は、元特許庁の審査官で、現在は弁理士をなさっている、審査の裏側をよおくご存じの方です。どうぞお友達をお誘いの上、ご参加頂きますようご案内申し上げます。